日常を謳歌するフランスの"Art de Vivre"
チェーン店となり日本でもお馴染みとなったフランスの有名なパン屋さん、PAUL(ポール)。
オリーブ入りのふわふわのパンを昼食用に購入。お惣菜とも合うし、ココナッツオイルと蜂蜜のような甘い系にも合う!◡̈
さて、PAULのパンフレットには
美味しいものを温かな雰囲気の中で楽しみつくし、日常を謳歌するのがフランスのArt de Vivre
とありました。'Art de Vivre' (アール・ド・ヴィーヴル)とは「ライフスタイル」のような意味合い。他にも、「生き方の技法」「暮らしの芸術」とあります。
今ここを大切に味わう、フランス人の素敵な習慣。日本の茶道のように一連の流れを愉しむ感覚でしょうか。
フランスのカフェでもこのArt de Vivreを垣間見ました。
例えば…注文は一つずつ。
日本ではデザートと飲み物を一緒に注文しますが、フランスでは同時にはしません。デザート・コーヒーの時間をそれぞれ愉しみます。
フランスのカフェは、テーブルごとに担当のウエイターさんが居ますが、お昼どきの忙しい時間帯は一度機会を逃してしまうとなかなかウエイターさんが来ないなんてことも…。
そんな時、時間がもったいないと効率性を考えてデザート、飲み物、お会計をいっぺんに済ませたいなぁなんて私は思ってしまうのですが、フランス人からすればそれは'余裕ない人'ととらえられてしまう。「その5分、10分を急いで何になるの?」という感覚。ほんとそうだなぁ。。なんて妙に納得してしまいます。(本当に急いでいるケースもありますので、その場合は遠慮せずにいっぺんにお願いすることは可能です)
カフェはゆったりした時間を過ごすもの。もし急いでいる場合は Comptoir (カウンター)でどうぞ。
こちらは席での注文よりもお安くなります。 カウンター越しにお店の方と普段の会話をたのしめる機会があるかも⁉︎
流れの速い合理的な東京に暮らしていて、たまに脳を休めたくなったときに今この時間を愉しむフランスの習慣・Art de vivreを取り入れたら、もう少し心に余裕をもって周りの景色を眺めながら日々を楽しめるのかもしれません。
0コメント