ハッピーなパリジェンヌのエッセンス
ある日、通勤途中に見かけたメトロ構内の広告に釘付けになった。
それは…
世田谷美術館で開催中の
『パリジェンヌ展』 2018年4月1日まで。
憧れるのは、なぜ? とありました。
なぜだろう?
惹かれるままに美術館へ。
観ていくと本当にびっくりするのですが、パリ、なかでもパリジェンヌは相当昔から注目されているのですね。
衣装に始まり装飾品、髪型、彼女たちの使用する食器、はたまた在り方に憧れを抱いた世界各国の女性たちが、18世紀にはすでに存在していたなんて!
パリジェンヌ展の広告に掲載されている右側の女性はなんと、パリジェンヌになりきった外国人女性。よほど憧れられていたことがわかります。
館内には、なりきりコーナーも。
理想の女性や母親像を掲げられたパリジェンヌたちが、時代を経てそこに違和感を持ち始め、徐々に強くたくましくなっていく様子が垣間見れるところも見どころ。綺麗だけではないところがさすがお見事。その力強さは現代のパリジェンヌにも通じています。
さて、時代を現代に。
3月8日の国際女性デー(女性の生き方を考える日)をご存知でしょうか?
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、BONZOUR JAPON編集長の猫沢エミさんによる
『なにひとつ諦めないパリジェンヌの美しい人生』を拝聴。左が猫沢さん。
パリで撮影された、歌手・バイオリニストである カレンヌ・ブリュノン Karen BRUNONさんのインタビュー映像から始まりました。
内側から輝くカレンヌさん。
なぜパリジェンヌは輝いているのか?
その秘訣をカレンヌさんはこう教えてくれました。
- 毎日の小さな積み重ね、家族と過ごす時間を大切にしている
- 自分をケアする。自分が幸せでないと、周りを大切にできないから。
- 自由でいること。
- 仕事すること。音楽という仕事で自分を発揮してそれを家庭の中でも共有したい。
内側から輝く理由について
'自分に嘘をつかなかった結果' と猫沢エミさんは解説してくれました。
さらに
「やりたいことがあるときに、やる前からリスクを考え、できない理由を探して自分の本当にやりたいことに手をつけない人が多いのに対して、パリジェンヌは'どうしたらできるか?'を考えて、強気に行動に移していく。
大変だからと理由をつけていると、あっという間に人生が終わってしまう。」と。
確かに!
「幸せになるためのコツは、まずは自分自身が楽しくなること。とにかく自分を一番大切にする。自分のコンディションを整えてこそ、いざというときに人を助けられる」とお話してくれました。
パリジェンヌの定義とは?
'フランス人でなくとも、パリとある年数を向き合って自分を見つめた人'
と自身の経験を踏まえて語ってくれました。
パリジェンヌは女性であることは前提として、'個'であることを大切にしています。自分には一体何ができるか?と徹底的に自分と向き合っているのです。
気まぐれでわがままなイメージが強いパリジェンヌですが、その行動力に美しさを感じます。
パリジェンヌのように内側から輝き、女性としての人生を豊かに生きる秘訣。日本にいる私たちも取り入れていきたいですね。
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